投資を行う際は、例えば株取引に関して言えば、
自分自身が購入のタイミングだと思ったときに買い、ある程度の利益が出たときに、その利益を確定させるために売ります。
買ったときの株価と売ったときの株価の差額が利益となるわけです。
この売買が一つの取引が完結した状態となります。
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決済期限のメリットとデメリット
この株式の例で言えば、一般的に決済期限は存在しません。
つまり、株式を購入すれば、あとの売りのタイミングは個人の自由なのです。
自分が良いと思った頃合いで売ることができるということです。
これはFXのように証拠金取引の中でも同様のことが言えます。
決済期限(限月)が存在しない取引は、売買が自由に行えるために、
買った10分後に売っても、何年も所有したままにしていても良いのです。
結果的に売買のタイミングは個人の自由ということになります。
それゆえに、自由度が高いという点ではメリットであるといえるのです。
では、デメリットはどういった点にあるのでしょうか。
次にデメリットを考えてみましょう。
先物取引などでは決済期限(限月)が定められている場合があります。
決済を行わなければならない月の最終日を納会といいますが、
一度購入した銘柄は納会までのタイミングで必ず決済を行わなければならないのです。
つまり売買のタイミングに制限時間が設けられているために、
その間に利益が出ていなくても売らなければなりません。
そういった観点では売買のタイミングに自由度がないのがデメリットであるといえます。
損失が膨らんでいる場合にも強制的に損切りを行うので、
より大きな損失を防ぐことができるのはメリットであるといえるでしょう。