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最低金額がある証拠金
証拠金とは、「くりっく株365」を始めるに当たり、最初に用意するのは元手となる運用資金です。
この運用資金は、あらかじめ取扱会社に担保として預けておく必要があります。
1取引単位当たりに必要となる証拠金の額のことを証拠金基準額といいます。
くりっく株365では、東京金融取引所が、週一回の頻度で見直しを行っており、毎週第一取引日に算出し、同日公表のうえ、翌週の取引日に適用されます。
なお、取扱会社によっては、この「証拠金基準額」を上回る額が求められる場合もあります(取引に必要な証拠金は取扱会社によって異なります)。
ロスカットアラート
そこで覚えておきたいのが損失を抑えるためのロスカットと呼ばれるシステムです。
これは相場が予測と反対の方向に動いて、損失の額が預けていた証拠金の一定割合を下回ったとき、つまり、完全に証拠金が無くなってしまう前に、取扱会社が自動的に反対売買などを行って損失が広がるのをストップしてくれる仕組みです。
*図の引用先:くりっく株365、公式サイト「ロスカットについて」より。
そのために用意されている機能が、ロスカットアラートです。
ロスカットアラートは、ロスカットが発生する前(証拠金の残金が、定められた条件を下回ったとき)に、メールや取引画面で「このままだと口スカットになるので、注意して!」ということを、知らせてくれる仕組みです
証拠金を追加で入金するか、持っているポジションを一部決済することで、ロスカットを解決することができます。
なお、相場の急変時にはロスカットとロスカットアラートがほぼ同時に行われる場合もあるので、ロスカットを避けるためにはあらかじめ証拠金に余裕を持たせましょう。
保証金は原則、全額保証されるているので安全
「くりっく株365」の取扱会社に預けた証拠金は、全額、取扱会社から金融取へ直接預けることが義務づけられています。(証拠金保全)
金融取は自社の資金と証拠金を分別して管理し、銀行の金銭信託(元本補てんの契約のあるもの)および決済預金口座(銀行が破たんしても預金全額が保護される口座)で保管しているのです。
この仕組みにより、万一、くりっく株365取扱会社が破綻した場合でも、最終的に委託者(投資家)の資産の保全が図られる仕組みとなっております。
さらにくりっく株365取扱会社は、法令上「第一種金融商品取引業」(有価証券関連業に限ります)を行う者に該当し、必ず日本投資者保護基金に加入します。
仮に、くりっく株365取扱会社が、何らかの理由により委託者(投資家)の皆様の取引証拠金を手元に残して破綻した場合には、日本投資者保護基金により投資家の皆様の取引証拠金(当該取扱会社に対する顧客の債務額は除きます)は法令の上限額(顧客一人につき、1,000万円)までは補償の対象となります。
なお、破綻したくりっく株365取扱会社にくりっく株365以外の有価証券関連取引で金銭等の預託がある場合には、それらの金額全てを合計した上で、補償範囲が上限額1000万円となります。
※取引所為替証拠金取引である「くりっく365」は有価証券関連取引には該当しないため、日本投資者保護基金の補償対象にはなりませんのでご注意ください。
*このページの引用先:「よくわかる「株365」完全ガイド―取引所株価指数証拠金取引 「株365」の基本を学ぶならこれに決まり!」を書き直ししました。