株式など、投資を行う際に基本的な
株式用語を抑えておくことは非常に重要です。
その中の一つに「制限値幅」と呼ばれるものがあります。
これは1日の株価の値動きにおける範囲を示すものです。
良く、株式ニュースを見ていると、
「ストップ高」とか「ストップ安」といった
言葉を耳にするかと思います。
つまり、これが制限値幅なのです。
★このページの目次★
制限値幅の存在理由
制限値幅は株価によって、制限の価格が異なります。
100円未満であれば30円、200円未満であれば50円、
500円未満であれば80円、
1000円未満では100円といった具合に、
株価が上がるにつれて制限値幅の範囲は広くなっていきます。
例えば10万円未満であれば1万円となり、
100万円ならば10万円となるのです。
最大では5000万円以上の場合1000万円となります。
例えば800円の株を
購入すると、制限値幅は100円ですから、
700円から900円までの取引となります。
この場合、株価が700円となった時点、つまり制限値幅の下限に達したときがストップ安、
逆に900円となった時点、つまり上限に達したときにストップ高となるわけです。
そもそも、株価は黒字を計上したり、吸収合併したり、
さらには天変地異などが発生した場合など、
その株式対象に何らかの衝撃が加わった際に、
極端に値を下げたり、逆に急激に上昇したりすることで、
市場の混乱や投資家の資産の大幅損失を防止するために、このような制限を設けているのです。